分析のしくみ
「分析する」を押すと、beancuit自身のサーバー関数(Cloudflare上で動作)がモバイルまたはデスクトップのブラウザのUser-Agentでページを取得します。リダイレクトは1段ずつたどって記録し、HTMLは最大3MBまで読み込みます。続いてスクリプト、スタイルシート、画像、フォントを洗い出し、そのうち最大25件に軽量なHEADリクエストを送ってサイズ・圧縮・キャッシュを確認し、robots.txt、サイトマップ、http://版、wwwあり/なしの別アドレスも取得します。APIキーや外部の診断サービスは使わず、すべての数値を自前のコードで計測しています。
URL → リダイレクト → HTML+ヘッダー → ファイル最大25件(HEAD) → robots.txt · サイトマップ · http:// · www → チェック → スコア
チェックする項目
- 速度: 最初の1バイトまでの時間(TTFB)とHTMLのダウンロード時間、HTMLのサイズと圧縮、リダイレクト、レンダリングを妨げるスクリプトとスタイルシート、ファイル数、推定ページ容量、大きな画像、未圧縮のテキストファイル、短いキャッシュ期間、幅・高さのない画像、遅延読み込みの不足、リソースヒント、外部ドメイン数。
- SEO: HTTPステータス、タイトルとメタディスクリプションの長さ、canonical、html lang、viewport、文字コード、H1の数と見出しの順序、画像の代替テキスト(alt)、Open GraphとTwitterカード、noindex、robots.txtのルール、サイトマップ、hreflang、JSON-LD構造化データ、ファビコン。
- セキュリティ: HTTPSとhttp:// → https:// のリダイレクト、HSTS、Content-Security-Policy、X-Content-Type-Options、X-Frame-Optionsまたはframe-ancestors、Referrer-Policy、Permissions-Policy、Cross-Origin-Opener-Policy、Cookieの属性(Secure・HttpOnly・SameSite)、サーバーのバージョン表示。
- ベストプラクティス: 混在コンテンツ(https://ページ内のhttp://ファイル)、wwwあり/なしの統一、HTMLのdoctype、検出したCDNやWebサーバー。
スコアの計算方法
各チェックは「合格」「要確認」「不合格」「参考」のいずれかになります。カテゴリ内では合格を1、要確認を0.5、不合格を0とし、チェックごとの重み(1〜3)を掛けます。参考の項目は採点しません。カテゴリのスコアは重み付き平均を100点満点にしたもので、総合スコアは4カテゴリの単純平均です。
- 重み3: TTFB、圧縮、レンダリングを妨げるスクリプト、HTTPステータス、タイトル、viewport、noindex、robots.txtによるブロック、HTTPS、httpsへのリダイレクト、混在コンテンツ。
- 重み2: HTMLのダウンロード時間とサイズ、リダイレクト、ブロッキングCSS、ページ容量、大きな画像、テキスト圧縮、静的ファイルのキャッシュ、メタディスクリプション、H1、画像のalt、HSTS、CSP、Cookieの属性。
- 重み1: そのほかの採点対象のチェックすべて。
- 評価: 90点以上がA、80点以上がB、70点以上がC、60点以上がD、60点未満がF。
このツールで計測できないこと
時間はお使いの端末や回線ではなくCloudflareのサーバーから計測した値で、そのサーバーのDNS解決・接続・TLSの時間を含みます。ページを描画せずJavaScriptも実行しないため、LCP(最大コンテンツの描画)、CLS(レイアウトのずれ)、INP(応答性)は計測しません。サイズ指定のない画像やブロッキングスクリプトなど、原因になりやすい要素をリスクとして示すだけです。JavaScriptで後から追加される内容、外部CSS内で読み込まれるフォント、先頭25件を超えるファイルは確認しません。自動リクエストをブロックしたり回数を制限したり、データセンターのIPに別の内容を返すサイトもあります。
プライバシー
入力したアドレスは、「分析する」を押したときか、url=を含む共有リンクを開いたときだけbeancuitのサーバー関数に送られます。サーバー関数はページを取得して結果を返すだけで、Cloudflareの標準的なリクエスト処理以外にbeancuitが保存するものはありません。localhost、10.x、192.168.x、169.254.xなどのプライベート・ローカルアドレスは受け付けません。
基準と出典
- HTTPのセマンティクスとキャッシュ:RFC 9110、RFC 9111
- HTTP Strict Transport Security:RFC 6797、Content Security Policy Level 3(W3C)
- ロボット排除プロトコル:RFC 9309、サイトマッププロトコル 0.9(sitemaps.org)
- HTML Living Standard(WHATWG):viewport、遅延読み込み、preload・preconnect
- Open Graphプロトコル(ogp.me)、schema.orgのJSON-LD
最終確認 2026年10月12日
よくある質問
Google PageSpeed InsightsやLighthouseと同じですか?
いいえ。Lighthouseは実際のブラウザでページを読み込み、描画を計測します。このツールはより軽いサーバー側の診断で、HTML、HTTPヘッダー、リンクされたファイル最大25件だけを読み取ります。そのため速くAPIキーも不要ですが、LCP・CLS・INPは計測しません。代わりに、レンダリングを妨げるスクリプト、大きな画像、サイズ指定のない画像など、ページが遅くなったりずれたりするよくある原因を指摘します。
体感と応答時間が違うのはなぜですか?
時間はチェックを実行したCloudflareのサーバーから計測しています。通常は近くのデータセンターで実行され、DNS解決・接続・TLSの時間を含みます。ご自身の回線、ブラウザのキャッシュ、場所によって数値は変わり、サイトのCDNキャッシュによって2回目の分析が速くなることもあります。
分析に失敗したり、結果がおかしかったりします。
自動リクエストをブロックしたり、ボット確認を表示したり、データセンターのIPからのアクセス回数を制限するサイトがあります。PDFなどHTML以外を返すアドレスは分析せず、安全のためプライベート・ローカルアドレスも拒否します。取得する環境を切り替えるか、ブラウザでそのアドレスが開けるか確認してください。
一部のファイルしか確認しないのはなぜですか?
Cloudflareの無料プランでは1回の実行で送れる外部リクエストの数が限られています。そのため、レンダリングを妨げるスクリプトとスタイルシートを優先し、その他のスクリプト、フォント、先頭の画像の順に重要なファイル25件までを確認します。ページ容量は推定値です。
結果を共有・保存できますか?
はい。分析が終わるとアドレスバーにurl=(デスクトップを選んだ場合はdevice=desktopも)付きのリンクができ、開くと同じ分析をもう一度実行します。「JSONでコピー」では、すべてのチェック、ヘッダー、ファイルの情報を機械で読みやすい形式で取得できます。
入力したアドレスは保存されますか?
いいえ。「分析する」を押したときか共有リンクを開いたときだけbeancuitのサーバー関数に送られ、ページの取得に使ったあと破棄されます。分析先のサイトからは、Cloudflareのサーバーからの通常のリクエストに見えます。